ぼくのかんがえたさいきょうの25色カラーパレット

どうして色の数を制限するのか

一言でいうと、私はミニマリストだから。ファミコンのカラーパレットは52色とか言われています。良いカラーパレットだと思いますが、テレビで色を出すことを前提に作ったパレットなので、それは私にとって最強とは言えない設計ですし、52色というのはちょっと多いかな。また、HTML4.01の仕様で標準的に決められている16色というのもありますが、この色で何か絵を描きなさいと言われたら、ちょっと気が滅入ってしまいます。色の数が多すぎず、少なすぎず、ほどよい色の組み合わせに私はロマンを感じます。

特徴

無彩色5階調、赤、黄、緑、青、紫はそれぞれ4階調で合計25色です。それぞれの色相の色は、マンセルの最も代表的な色相である、5R, 5Y, 5G, 5B, 5Pからはズラしてあります。具体的にいうと、7.5R, 2.5Y, 7.5GY, 2.5PB, 10Pです。

ドラクエの色使いを意識

緑色は、ドラクエのフィールドに近いところを選んだら、7.5GYになりました。最強のカラーパレットなので、ドラクエのフィールドを描けるものでなければなりません。青色は、ドラクエの空の色や海の色に近いところを選んだら、(本当は最初は違うところにしたのですが、他の色相との距離を考えたりした結果、)2.5PBになりました。紫色は、ドラクエのアークデーモンとかベビーサタンの色に近いところを選んだら、10Pになりました。赤と黄色は、まあ適当に。

ドラクエ3の6つのオーブは、ちょうどマンセルの5つの色相の色、それからシルバーオーブは無彩色になっています。制作側でマンセルを意識したかどうかは知りませんが。

色相の離れ具合について

40の等間隔の色相を持つ色相環で考えます。まず、黄2.5Yを基準に、反時計回りに6段階の色相が、赤7.5R、さらに7段階で、紫10P、さらに7段階で、青2.5PBです。

こんどは黄2.5Yから時計回りにいきます。時計回りに6段階の色相が、緑7.5GY、さらに7段階で、青緑5BG、さらに7段階で、青2.5PBです。青緑5BGは、このカラーパレットに含まれませんが、この色相の存在を意識しないと、緑と青が色相環上で離れすぎていることについて納得がいかなくなります。(個人的に。)

有彩色の4階調について

それぞれの色相で、4階調の明度は一様ではありません。最初は全部の色相で明度9, 7 ,5, 3の4階調……みたいに色を選んでいたのですが、高明度の赤と紫の違いがモニタ上でほとんど感じられないのが不満で、色相をちょっと変えたり明度を8, 6, 4, 2にしてみたりと色々試してもうまくいきませんでした。したがって以下のようにズラしてみました。

1. 低明度に高彩度の色が無い黄色2.5Yは、全体的に明度を高く。明度10, 8, 6, 4。
2. 緑7.5GYも黄色ほどではないが同じ傾向。明度9, 7, 5, 3。
3. 赤7.5Rと青2.5PBは低明度・高彩度も高明度・高彩度も無いので、中程度の明度で。明度8, 6, 4, 2。
4. 高明度に高彩度の色が無い紫P10は、全体的に明度を低く。明度7, 5, 3, 1。

ちなみに彩度は、どの色相についても、明度が高い方から、14, 16, 14, 12です。このへんは、鮮やかな方が私の好みなので、なるべく彩度が高いところを選びました。

無彩色について

無彩色はN9, N7, N5, N3, N1にしました。4階調でも良かったのですが、合計25色の方が、それに透過色をプラスしたときに26色になり、アルファベットの数と同じなのがいいかなあと思ったから、5階調にしました。

色の一覧